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「ギリシャ その2」

2012年6月23日

財政破綻したギリシャの首都アテネを取材してきました。町の商店街は沢山の人であふれかえっています。そして、お店には商品が所狭しと。日本のシャッター通り商店街とは大違いです。どこに財政問題があるのか!と言いたくなりますね。タクシーに乗ると運転手のおっちゃんは、「どうだ!ギリシャはいい国だろう。とっても楽しいよ。だけど、政府はギャングだね。税金!税金!と金を巻き上げようとしているのさ。」だって。そう言いながら法外なタクシー料金を私は巻き上げられましたがね。

町を歩くこの女性達をみてください。決して栄養失調ではありませんね。むしろ食べ過ぎ!

この少年は、乞食です。私が前を通ると、弟の頭をたたきました。するとそれが合図でしょう、このように泣き出したのです。そしてお兄ちゃんは、アコーディオンで悲しげな曲を。私が通り過ぎると弟には笑顔が。二人とも決してみすぼらしい服をきているわけではありません。また、レストランでも綺麗な服をきた女の子が「マネー」といって手を出してきます。アテネ中たかりだらけ!

見てください。このワンコまで、「不幸な私にコインを恵んでください」と聞こえてきそうです。ちょっと君も肥満気味!

地下鉄の駅の改札は無人改札です。でも、誰も切符を買いません。駅員のおばさんが一生懸命ホームの掃除をしているのが印象的でした。そうです、公務員はよく働くのに、市民はただ乗りなのです。

デモも暴動も見ませんでした。この国の人々にそんなパワーはなさそうに思われましたね。だから現地を見ないと報道だけでは解りませんね。結局ドイツはギリシャにたかられているのかも知れませんね。

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