旅のついでと言うことでドイツの後は、ギリシャを見に行くことに。財政破綻しそうなユーロの劣等生ギリシャ。「こんな時期にアテネに行くなんて、気違沙汰!」と言われながらも、何事も自分の目で観るまでは信じないことにしています。
今日は1日アテネの市内を一人でぶらついてみました。最初は、もちろんパルテノン神殿。夏休みもあって、結構観光客は多かったですね。歴史の教科書に載っていたパルテノンの本物をみましたよ。建物は、ほとんどバラバラに壊れていました。説明書をみると、パルテノンを壊したのはヨーロッパ人だったのです。ヴェネツイア共和国とオスマン帝国との戦いで、1687年にヴェネツイア共和国が大砲を撃ち込みました。オスマン帝国側は、パルテノン神殿を弾薬庫、兼 女・子供の避難所にしていたようです。不幸にして弾薬庫に大砲の弾が命中しました。そして大爆発が。女性と子供達がたくさん亡くなったそうです。こうして、パルテノンはヨーロッパ人によって破壊されたのです。まあ、西洋史を学んだ皆様には、「そんなこと知ってるよ!」と言われそうですが。結局宗教戦争ですね。キリスト教対イスラム教の。現在に至るまでこの問題は解決されていないのです。我ら仏教徒には信じられませんね。