ついでにもう一つ、世界遺産に登録された富岡製糸場を見学してきました。明治の産業の礎を築いた記念すべき工場なのですね。この工場は、最後は、片倉工業が所有していました。工場閉鎖後も片倉工業は、「貸さない、売らない、壊さない」を守って残したそうです。大したものですね。片倉工業は、明治6年の創業で、繊維業で財を築いた会社だそうです。でも、繊維業は没落していきましたよね。ちょっと気になるので、片倉工業を調べてみました。資本金18億円、売上400億円ほどの会社です。事業内容は、繊維、機械、医薬品、不動産ですが、医薬品事業が33%、繊維は、21%の売り上げです。しかし、不動産以外は全て赤字。結局不動産だけで持っている感じですね。この富岡製糸場の土地も2005年に富岡市に譲渡されているので、不動産収入が相当あったと考えられます。経営者の苦労がわかりますよ。頑張って新しい事業で儲かるよになってください。