お盆休みにのんびりと空想の世界に浸っていました。私は、酔っぱらうとつい月の砂漠を・・と歌い出します。社員は、また社長の月の砂漠が始まった。サー帰ろ!となります。これ以上飲ましてはいけないというサインなのでしょうか?
この月の砂漠の詩に含まれる意味は? と考えていました。ロマンチックな月の夜のたった二人のらくだの旅。
違います!私の見解を申し上げます。
「月の砂漠を はるばると 旅のらくだが 行きました 金と銀とのくらおいて 二つならんで行きました」 これは、ベンチャー会社のことを歌ったものです。
「金のくらには銀のかめ 銀のくらには金のかめ 二つのかめはそれぞれに ひもでむすんでありました。」 金のくらは社長の夢を 銀のくらは社員の夢を表現しています。そして、銀のかめは社長の経費、金のかめは社員の経費、社員の方が沢山経費が必要だから社員のくらに金のかめです。すなわち両方たして資本金ですね。
「先のくらには 王子さま あとのくらにはお姫さま 乗った二人はおそろいの 白い上着を着てました」 王子さまは社長、お姫様は社員そして、社長と社員はおそろいの社名を背負っているってことですよ。
「広い砂漠を ひとすじに 二人はどこへ行くのでしょう」 ベンチャー企業は、金と銀とのかめという軍資金をもって広い世間へ船出をしたんですよ。どこへたどり着けるのでしょうか?金と銀のくらという夢だけをたよりに。
「おぼろにけぶる 月の夜を 対のらくだはとぼとぼと 砂丘をこえて 行きました 黙って越えて行きました」 月夜の晩です。不安な気持ちと希望とを胸に。社長と社員は砂丘の先にオワシスを見つけ、そこに立派な王国をたてて幸せになる夢をえがいて・・・ 金のかめと銀のかめの資金が尽きる前にたどり着けるか・・・ はたまた、金のくらの社長の夢と、銀のくらの社員の夢のベクトルがあっているか・・・などなど、いろいろな条件がそろって初めてオワシスにたどりつけるのでしょうね。我が社の砂丘の先には何が待っているのでしょう。こうして、今日も運命共同体の王子と姫が行くのです。ロマンを求めて・・・。でも、現実は厳しい!